パソコンで作業をしたりしていると、急に膝の上に乗ってきて「撫でろ!」と言わんばかりに見つめてくる猫。
猫好きならこんな動画を何度も見たことがあるでしょうね。
ご要望にお応えして、軽く撫でてあげると「ゴロゴロ」喉を鳴らして目を閉じている姿に、私も虜にされています…♡
猫が喉を鳴らすこの行為は実際はどんな気持ちを表しているのでしょうか。
今回は【猫が喉を鳴らす理由】についてお話します。
猫が喉を鳴らす仕組みは解明されていない
猫の「ゴロゴロ音」の仕組みはいまだに解明されておらず、多くの説が存在しています。
どこから発声しているのかわからないなんて、不思議ですよね。
あの音を人間の身体で再現しようと思っても…難しい。
「ゴロゴロ音専用の声帯があるのではないか」「血流の音が聞こえているのではないか」が有力な説と言われていますが、未だにわからないまま。
今後解明されていくうちに、より猫の気持ちがわかるようになるといいですね!
喉を鳴らすのは「嬉しいから」だけではない!?
一般的に広く知られているのは「猫が喉を鳴らす=喜んでいる」というイメージでしょう。
ですが、喉を鳴らす理由は「喜んでいるから」だけではありません。
猫が喉を鳴らす理由として、以下の理由が考えられています。
嬉しい時、満足している時
自分の希望が叶って嬉しい時や、満足している時に喉を鳴らします。
飼い主に撫でられているときはもちろん、食事中にも喉を鳴らすことがあります。
満足している証拠なので、愛情をこめて接してあげてください♡
母猫とのコミュニケーションの手段
猫は生後2日後から喉を鳴らすことができるようになります。
ここでの役割は母猫とのコミュニケーション。
母猫も喉を鳴らし、「ご飯の時間ですよー」と伝え、子猫に母乳を与える。
それに対して子猫は「もうお腹いっぱいですわ」という合図を喉を鳴らすことで母猫に伝えます。
大人になってからも猫同士でのコミュニケーションをとる為に喉を鳴らすことがあり、喉を鳴らすのはコミュニケーション手段であり、子猫時代の名残だとも言われています。
機嫌や具合が悪い時
今までのイメージとは反対に、機嫌が悪い時や体調が悪い時にも喉を鳴らすことがわかっています。
この時の表情は明らかに苦しそうだったり、険しかったりするのですぐに見分けはつくでしょう。
辛そうに喉を鳴らしているのであれば怪我や病気を疑ってください。
ストレスが溜まって自分を落ち着けさせるために鳴らしていることもあります。
そういう時は過度に接したりせず、猫が落ち着くのを待ちましょう…。
猫も大人になるにつれて喉を鳴らして甘えるという行為が見られなくなることもあります。
喉を鳴らしてすり寄ってくれているうちは愛情たっぷりで接してあげてくださいね♪
猫と一緒に遊べる道具も今後取り上げていきます!