タッチトレーニングの流れ

猫の身体に触れるのに慣らす「タッチトレーニング」。

もう済んでいますか?バッチリですか?

タッチトレーニングは、猫が体のどこを触られても平気なようにするために行います。

子猫期の生後3週間~3カ月の時期に何度も行い、しっかり慣らしておくと、お手入れや病院の受診の際に嫌がらなくなり助かりますよ♪

この期間を過ぎてからタッチトレーニングをしようとするのは危険が伴いますし、難しいです。

猫としての体格が形成されてきているので暴れると怪我をする可能性も(`-д-;)ゞ

病院で暴れる愛猫を見ると、お医者さんにも申し訳ないし、猫自身も可哀想に見えますよね。

子猫のうちに触れられることに対して抵抗がなくなるようにしっかりトレーニングしてあげましょう!

今回は【タッチトレーニングの手順】について紹介します。

参考文献:はじめてネコBOOK(2013) 株式会社主婦の友社

 

タッチトレーニングの流れ

タッチトレーニングの部位は以下の通りです。

順番も付けてありますが、猫が嫌がらないように順番を変えても問題ありません。

猫の気分や体調によって、多少変化はあるかもしれませんが、毎日少しずつクリアしていきましょう!

  1. 首…猫が安定するよう膝の上に乗せ、首回り、顎下をなでる。
  2. 耳…耳を指先で挟み、付け根から耳の先まで触れる。耳の入り口付近にも指を入れてみる。
  3. 鼻先と額の間…顎に片手を添えて鼻先と額の間を鼻先に向けて撫でる。
  4. 鼻先…両手で顔を包むようにして、指先で優しく鼻先に触れる
  5. 口元…両手で顔を挟んで、口元に触れる。
  6. 足…根元から足先まで軽くタッチ。爪や肉球にも触れる。
  7. 背中…毛並みに沿ってゆっくり撫でる。
  8. お腹…膝の上に仰向けにし、お腹に掌を当てて触れる。
  9. 尻尾…尻尾を握り込むように付け根から先まで撫でる。

この中でも、鼻先と額の間、お腹、尻尾は信頼関係ができていないと触ることを嫌がります。

このあたりは子猫のうちに特にしっかりトレーニングし、早いうちに慣らしておくと今後の病院等で役に立ちますよ♪

 

口を開ける練習も

猫の口を開けさせるなんてやったことない。

そんな人もいるのではないでしょうか。

私たち人間でも無理やり口を開かされるのは嫌ですよね。猫も一緒です。

しかし、病院の診察や投薬、歯磨き等、口を開けてくれないとできない作業があります。

子猫のうちに口を開ける習慣を身につけさせることで猫の健康を守ることもできるので、怖がらずにやってみることをおススメします。

口元を触った際、指で上唇をめくるようにし、奥歯にタッチしてみて下さい。

すると自然と少し口を開けてくれます。

無理に指を突っ込んだりせず、歯に触れる程度で大丈夫です。

口を開けることに抵抗がなくなるように慣らしておきましょう!

 

タッチトレーニングを繰り返し、飼い主を信頼するようになれば、飼い主以外の人にも慣れやすくなります。

ぜひ、まだやったことのない方は挑戦してみて下さいね!

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