猫だって働いてる

「犬は警察犬等いろいろ仕事するけど、猫ってただ寝てるだけだよね。あ~ぁ、私も来世は猫になりたいよ…。」

そんなことを思ったことはありますか?

…私はあります(^-^;

家で飼われている猫は一日のほとんどを寝て過ごしていますよね。

仕事や家事に追われることもなく、ただのんびりと過ごしているように見えて羨ましい…。

私も毎日あんな風に過ごせたらなぁって思った時期もありました。

ですが、よく調べてみると世界的に見れば犬のように働いている猫もたくさんいることがわかりました。

もっと言えば、今家で飼っている猫にもその存在自体に意味があったりします。

そこで今回は【猫の人間に対する働き】についてお話します。

 

ネズミ捕りをしている猫もいる

みなさんも一度はアニメ等で見たことがあるでしょう猫が、ネズミを追いかけるシーン。

実際家にネズミがいた経験がない、ということもありますが、現実では見たことがありません。

ですが、世界中では未だにネズミ捕りとして働いている猫もいます。

例えばイギリスでは首相官邸にネズミ捕り用の猫が飼われていることは知っていますか?

長年に渡り、ネズミ捕りの為に猫を雇っているようです。

日本でも最初の頃は、猫はネズミ捕りの為に荷物と一緒に海を渡ってきたと言われています。

時が経つにつれて食べ物が充実し、猫はネズミを捕食する必要性がなくなっていきました。

そして今となっては家族の一員として可愛がられ、その姿をSNSで発信される。

…これが現在の猫の仕事ですかね。

 

猫の癒し効果

「動物が人の心身に良い影響を与える」として、欧米の多くの国では医療や教育の場に動物を組みこむ「動物介在介入」が行われています。

組み込まれる動物の代表的なものは犬ですが、最近では猫を組み込むことも増えてきました。

具体的に、猫が作用したであろう事例に以下のようなものがあります。

  • 高齢女性に対し、抑うつや孤独感を防ぐのに精神的・身体的心地よさを提供
  • アルツハイマー型認知症の家族がいる家庭の介護の苦労を軽減
  • AIDS患者に精神的・身体的心地よさを提供し、人間関係を強化
  • 精神的・身体的ストレスがかかる時に心拍数や血圧の上昇を抑えることができる
  • 触れ合いによるストレスの軽減により、心筋梗塞や心臓発作などの心疾患で死亡するリスクが減る

このように、猫の飼育により人間は癒し効果を得られると言われています。

なぜ猫の存在が人間の癒しに繋がるのか、それはまだ明らかになっていません。

ですがこの癒し効果に目を向けると、「猫は存在しているだけでも仕事しているようなもの」と言えるのではないでしょうか。

今後も猫の活躍の場は増えてくると思います。

しっかりと働いてる猫を、私たち飼い主は精一杯温かく見守っていきたいですね!