青春時代、私たちもよく顎にニキビができて困ったことはありませんか?
よく汗をかくことからできるので「青春の証」なんていう人もいるかもしれませんが、痛いし痒いし見た目も気になるし…女の子としては放置しておけないものですよね。
大人になると大人ニキビと言われて、若い頃よりも治りが悪くなるのも厄介。
そんなニキビ、実は猫でも発症します。
猫の顔をマッサージしていたら、顎に黒い点を発見!
あれ?これなんだろう…ってよく見てみるとぷっくりと膨れていて。
これが猫の「顎ニキビ」。
放置しておいていい場合もありますが、症状によっては放置が危険な場合もあります。
そこで今回は【猫の顎ニキビの症状と予防法】についてお話します!
猫のニキビは顎にできる
私たち人間だと顔中どこでも発生するニキビ。
猫の場合は顎に集中する場合がほとんどです。
顎には汗腺が集中しており、グルーミングがしづらい場所なので汚れが溜まりやすいことから毛穴が詰まります。
それによってニキビが発生する仕組みです。
人間と同じように動きが活発で汗をかきやすい若い時期に多発することが多いのですが、長毛の猫だと年を取ってからも頻繁に発生します。
顎の下にポツンと黒い点ができたな、ぐらいの時点では特に治療の必要はありません。
ですが、炎症を起こし大きくなってきたり、痒がっているような仕種が見られる時は注意が必要です。
悪化しすぎてしまうとそのニキビの傷口や化膿部分から細菌が入り、感染症にかかってしまう危険性も。
痛い思いをさせる前に日頃のケアでしっかり予防してあげましょう!
シャンプーや温タオルでニキビ対策
室内で飼われている猫であれば、よっぽど汚れることがない限り実はシャンプーの必要はないと言われています。
ですが、顎ニキビの予防策としては、シャンプーはかなり効果的。
日頃猫自身ではきれいにできない場所なので、身体全体をきれいにしてあげると同時に念入りに顎の下を洗ってあげてください。
ただし、顎ニキビが発生している箇所をゴシゴシ洗いは厳禁です!
摩擦の刺激で悪化してしまうことがあるので、泡で撫でるように洗ってあげるのがポイント。
顎を清潔に保つことで、ニキビの発生を予防することができますよ。
猫はもともと水を得意としていないことがほとんどです。
シャンプーを嫌がられる場合ももちろんありますよね。
そんな状態でシャンプーに挑んでも、抵抗されて飼い主が怪我をする場合もあり、猫にとってもストレスになります。
こんな時は温タオルの出番です!
お風呂の温度より少し熱めのお湯にタオルを浸し、そのあとかたく絞ってから冷めないうちに顎の下や体全体を拭いてあげます。
これなら全身水を被るわけではないので、すんなり受け入れてくれるはずです。
この時もあまり摩擦が起きないように、優しく顎の下を拭いてあげてくださいね。
猫の顎ニキビは必ずと言ってもいいほど発生しやすいものです。
日頃からよく猫の身体を観察し、悪化しすぎないように清潔に保ってくださいね。