「ウワーン…ウワーン」
発情期の猫がこんな風に夜鳴いているのを聞いたことがあると思います。
高齢になればなるほど発情期の夜鳴きは少なくなっていくようですが、高齢にもかかわらず発情期の声よりも少し低い声で夜鳴きをしているところを見たことはありますか?
しかもその夜鳴きを突然し始めたら…それは病気のサインかもしれません。
早めの対応が必要な場合もあるので注意してくださいね!
そこで今回は【夜鳴きと病気のサイン】についてお話します。
高齢の猫の夜鳴きに注意!
若い猫でも夜鳴きをすることがありますが、それは体力の発散や何らかの要求が目的であることが大半。
頻度もそこまで多くありません。
これは一緒に遊んであげたりおやつを少しあげてみたりという対応をすれば自然とおさまるでしょう。
しかし、生後10年を過ぎた高齢の猫が夜鳴きを突然し始めたら、注意が必要です!
病気の可能性が高いのでなるべく早く動物病院へ急ぎましょう。
夜鳴きの原因には甲状腺の異常や脳腫瘍、高血圧等命に関わる病気の可能性もあります。
また、猫にも認知症があり、脳の異常によって鳴いていることもあります。
どちらにしても目で見て判断できたり、私たちの憶測で対処できるものではないので病院を頼りましょう。
夜鳴きの声は普段の鳴き声よりも大きいため、家族も辛いですし、周囲の人にも聞こえる可能性があり、近所迷惑になりかねません。
早めに原因を突き止めて、対応することが飼い主としての義務です。
夜鳴きの特徴と対応
夜鳴き自体にこれといった定義があるわけではありません。
特徴としてあげられるのが、
- 一点を見つめて吠えるような感覚で鳴く
- 発情期の声より低いトーンで一定のリズムで鳴く
- 思いあたる対応しても鳴きやまない
これらの異変が見られた場合、病気の兆候かもしれません。
夜鳴きは始まりのきっかけも終わりのきっかけもなく突然です。
病院で診てもらう際に用意しておいた方がいいのが、夜鳴きの頻度等を記したメモ。
どれぐらいの頻度で起こるのか、どんな行動があるか等記しておくと診察で役立ちます。
スマートフォンで夜鳴きの様子を録画しておくのも有効です。
病気の治療によって原因となる症状が治まることで夜鳴きをしなくなることもありますが、認知症などの病気だと完治が難しい場合もあります。
時には精神安定剤や睡眠薬等で生活リズムを整えてあげることも必要です。
夜鳴きは猫にも人にもストレスになるもの。
原因を把握し、適切な対処をすることで解決していきましょうね!