猫にもバリアフリーは必要

愛猫と一緒に過ごして10年が過ぎた―。

そうなると猫は人間でいう50代後半に当ります。

私たち人間の50代後半というと、「だんだんと体の機能が衰えてきて、昔はできたことが今になってはできなくなってきた…。」

そう感じることが多くなる年齢ですよね(;´∀`)

猫も同じように体の衰えを感じてくる時期です。

人間でも年齢を重ねるにつれて、怪我等をしないよう障害を取り除くことが必要なように、猫にも危険なものは取り除いてあげることが必要になります。

具体的にはどんなことをしてくといいか…知っていますか?

そこで今回は【猫のバリアフリー】についてご紹介します♪

 

落下防止措置

若い頃は元気に上下運動で身体を動かすことが好きだったとしても、年を重ねるにつれて体力が落ち、上下運動を好まなくなります。

身体能力的にも無理やり上下運動をさせると思わぬ怪我に繋がります。

まずはキャットタワーを撤去し、落下の危険を防ぎましょう。

できる限り家具ものぼってしまわないように対策をします。

棚を積むなどして高さを出し、猫が家具にのぼる道筋を絶つことが有効です。

いろんな高さのあるものを調整して…見落としやすいのがソファーの段差。

実はこのソファーの高さ、元気な猫でも誤って落下すると骨折する可能性がある危険なもの。

私たち人間からしたら必要なものですし、気にならない高さですが、猫にとっては受け身も取れない微妙な高さで、きちんと着地できる体制で降りないと怪我をする危険性があります。

もし落ちたとしても衝撃が和らぐようにラグを敷いたりクッションを置いておくなどして、猫の安全を守ってくださいね。

 

五感の衰えにも配慮

私たち人間でも年を取るにつれて五感が衰えるように、猫も衰えます。

頻繁な部屋の模様替えは避けましょう。

猫と視線が合わなくなった場合、失明の可能性も考えられます。

衰えの兆候を見逃さないようにしてください。

鳴き声が大きくなってきたら聴力が低下してきている証拠と言われています。

いつまでも健康でいてほしいものですが、身体の老化は止めることができません。

少しでも気になる兆候が見られたら病院に相談してくださいね。

また、老猫は体温調節が苦手です。

窓際と部屋の中央で気温差が激しくならないように気を付け、外気との差もできるだけ少なくするのがベストです。

特に冬の室内は乾燥しがちで、猫にとってはあまり心地よくありません。

湿度は50%程度に保ち、快適に過ごせるように工夫をすると喜ばれますよ♡