先日子猫を保護できなかったことから、野良猫の保護について調べています。
怪我をしていたり、動けなかったりする様子はなかったので、きっと今も無事に暮らしているだろうとは思いますが心配になりますね。
現場は車通りの多い路上の歩道の植え込み。
道路側に出てしまったら命の保証はありません。
今回のケースとは違い、もしも猫の健康状態が良好で、危険にさらされるような環境ではなく、時間的に余裕があったなら、あなたはどうしていましたか?
そこで今回は【野良猫を慣らしてから捕獲するステップ】についてご紹介します。
焦らず仲良くなろう
捕獲される猫側も、捕獲する人間側も安全な手段としては、ある程度お互いに慣れておくしかありませんよね。
捕まえる前にしっかりと慣らしておくのが一番良い保護の進め方です。
もし慣れていないまま捕まえてしまうと、里親が見つかるまでの期間の生活が猫にとってもあなたにとっても苦痛になってしまいかねません。
多くの野良猫はこれまでに人間に裏切られた経験があるはずです。
保護する際に怖がらせてしまうと、助けてもらったという事実よりも怖いことをされた、という恐怖心の方が強く印象に残ってしまい、懐かなくなってしまいます。
初めにその猫と仲良くなっておくことで、多少罠を仕掛けても猫は恐怖心だけに捕らわれることはなくなるでしょう。
ここではその方法についてご紹介します。
数日かけて距離を少しずつ縮める
まず猫の近くに座り、美味しそうな香りのする缶詰めのキャットフードを開けてみましょう。
鼻を引くつかせているようなら、その香りが届いています。
中身を少しとって、猫の方に投げてみてください。
警戒しながらもその餌を口にするようなら作戦成功☆
すぐに口にしなくても少し離れてみると口を付けることがあります。
焦らず見守ってあげてください。
すると猫は、相手が自分のことを傷つける存在ではないのかも…とわかってくれるはずです。
徐々に餌を投げる位置を自分の方に引き寄せていきましょう。
人間の姿が見えると落ち着かないようであればその日は諦めてまた翌日に持ち越し!
無理強いは禁物です。
猫が餌欲しさに近寄ってくるようになるまで根気強く続けましょう。
毎日少しずつ猫は近づいてきます。
そして私たちの手からキャットフードを食べるようになったら、ゆっくりと気を付けながら身体を撫でてみて下さい。
もし嫌がらないようであれば大成功です!
自宅へ連れて帰っても暴れることはないでしょう。
キャリーケースを用意して、動物病院へ連れていき、診察を受けてくださいね。
病院が開いていない時間の場合はそのまま持ち帰ってもいいのですが、ダニやノミがいた場合に自宅に蔓延してしまい、手遅れになる場合があります。
できる限り病院の開いている時間帯に保護することをおススメします!