野良猫は誰にでも懐くわけではありません。
いくら高級なキャットフードを用意しても見向きもされない場合があります。
だからと言って放っておくとせっかく守れた命が守れなくなることも。
そんな時に役に立つのが捕獲機です。
罠を仕掛けて猫を捕獲するのは心苦しく思うかもしれません。
ですが、1つでも多くの猫の命を守るためにも必要な装置です。
そこで今回は【捕獲機を使って猫を保護する方法】についてご紹介します。
動物病院・保護団体・ボランティア等に相談しよう
自分で捕獲機を用意することもできますが、レンタルすることもできます。
よほどのことがない限り何度も使うことにはならないでしょうし、レンタルがおススメです。
捕獲機の貸し出しを行っている動物病院・保護団体・ボランティアをまずは探してください。
「(地域名)猫 捕獲機 レンタル」とネット検索するだけでいくつか候補が出てくるはずです。
猫の状態や場所等によっては捕獲に協力してくれることもあります。
自分一人で保護するよりも心強いですし、捕獲した後にもスムーズに対応してくれるので、経験者に相談するのが一番でしょう。
捕獲機を使用する際の注意
捕獲機をレンタルし、さぁ準備はできた!と意気揚々と出掛けても、1日で捕まるとは限りません。
長期戦も覚悟が必要です。
まずは捕獲機をレンタルする前に、猫とある程度距離を縮めておきましょう。
毎日同じ時間に餌をあげることで決まった時間になると自らやってくるようになります。
そして頃合いをみて一旦餌をあげることをやめてからわなを仕掛けると、猫には罠の中の餌が魅力的にうつるはず。
それでも捕獲機を用意したとたんに警戒して中に入ってくれないことも多々あります。
何日も時間をかけて挑戦することにはなりますが、これも猫の命の為、粘り強く待ちましょう。
罠が猫から見えないように段ボールや布で覆い隠すのも効果的です。
捕獲機を設置するのは猫がお腹を空かせていて、周りが静かな時間が一番。
他の野生動物が現れることの少ない夕暮れ前が最適です。
(他の野生動物が罠にかかってしまった場合は速やかに放してあげてくださいね。)
また、猫が罠にかかった場合、絶対に放置しないでください。
罠にかかった野良猫は身動きもとりづらく、他の動物から攻撃を受けやすくなります。
捕獲機を置いて遠くから見守るのはOKですが、捕獲機を設置してその場を離れてしまうのはNGです。
自分自身も捕獲機の扱い方に慣れておくために、練習してから臨んでくださいね。