保護猫との出会い方は様々です。
一緒に過ごしていたら、1匹の猫にいくつもの物語が生まれる。
ねこしなでは、保護猫とのエピソードを中心にご紹介していきます。
よかったら、保護猫を飼う際の参考にしてくださいね。
飼い猫が突然外に出て行ってしまったら、とっても焦りますよね。
どこを探しても見つからない…。
どこに行ってしまったんだろうと落ち込んでいたところに現れた1匹の捨て猫。
今回お話するのは、飼い猫の捜索中に出会った猫と飼い主のお話です。
行方不明になった飼い猫を探していたら…
今回お話を伺ったのは、“とみぃくん”の飼い主さん。
現在、生後8年のオス猫くんです。
とみぃくんを保護するに至るまでのエピソードを現在の飼い主さんにお伺いしました。
「うちで飼っていた猫が脱走しちゃって。
ずっと探してたんですけど、結局行方不明になっちゃったんですよね。
その捜索中に、河原でトラ猫が捨てられてるのを見つけて。」
と、飼い主さんは当時の出会いを話してくれました。
出会いはとみぃくんが生後1か月ぐらいの頃。
家から脱走してしまった飼い猫を捜索中の出来事でした。
現在の飼い主さんの家族が河原を訪れた際、小さなトラ猫の子猫が捨てられているのを発見。
探していた飼い猫とは違うものの、外見の似ているこのトラ猫を保護することを決意しました。
結局元の飼い猫は見つからず行方不明になってしまいましたが、
このトラ猫の名前を、もとの飼い猫「トミー」から二代目「とみぃ」と名付け、
ここからとみぃくんとの生活が始まったのです。
人間の足が怖い
とみぃくんの性格は一言でいうと「ツンデレ」。
独立精神が旺盛で、気まぐれなのが特徴です。
飼い主さんがとみぃくんをモフモフしようとすると嫌がるのですが、
いざ飼い主さんが寝ようとすると手に顔をこすりつけて甘えるアピール。
これぞ猫!といった性格をしています。
そんなとみぃくんが苦手なもの。
それは「人間の足」です。
足を近づけると噛みついたり威嚇したりを繰り返してきます。
捨てられた時の恐怖心やトラウマからなのでしょうか。
普段飼い主さんも気を付けているのですが、何年経ってもそのクセは治らないようです。
トラウマはなかなか簡単に消えるものではありません。
うまく付き合ってあげることが大切ですね。
「これから保護猫を飼おうとしている方に何か伝えたいことはありますか?」
と、私の質問に
「保護することで新しい幸せを生むきっかけになることもあります。
新しい楽しみや癒しになると思うので、
猫も人間もお互いに幸せを感じられるような信頼関係づくりをしていきたいですね。」
と話してくれました。
猫を飼うことはもちろん大変なことです。
ですが、保護猫との出会いはお互いが幸せになるための巡り合わせかもしれません。
ぜひその出会いを最後まで大切にしてほしいです。
取材させていただいた飼い主さん、ありがとうございました♡