保護猫との出会い方は様々です。
一緒に過ごしていたら、1匹の猫にいくつもの物語が生まれる。
ねこしなでは、保護猫とのエピソードを中心にご紹介していきます。
よかったら、保護猫を飼う際の参考にしてくださいね。
保護猫カフェでお気に入りの子を見つけたとき。
システムによっては、そのまま引き取ることもできますよね。
実際に触れあってみて、「この子と一緒に暮らしたい!」と思ったら、何度でも通い詰めてしまうと思います。
しかし、今回お話しするのは、保護猫カフェでのご縁ではありません。
保護猫カフェでご縁がなかったことから、巡り合わせで他のご縁が繋がったお話です。
保護猫カフェで一目惚れしたものの…
今回お話を伺ったのは、“こめちくん”の飼い主さん。
現在生後1年になるオス猫くんです。
こめちくんを保護するに至るまでのエピソードを現在の飼い主さんにお伺いしました。
「保護猫カフェに通い詰めて狙っていた子がいたんですけどご縁がなくて。
友達にそれを嘆いていたら、『じゃぁうちの子もらってくれる?』みたいな感じで繋がったんですよね。」
と、飼い主さんは当時の出会いを話してくれました。
出会いは、こめちくんが生後7カ月の頃。
当時飼主さんはお気に入りの子を見つけ、猫カフェに通い詰めていました。
「この子を引き取りたい!」そうアピールはしていたものの、ご縁がなく結局家に迎え入れることができず、その状況を友人に話していたそうです。
すると、その友人から思わぬ提案が。
「それなら、うちにいる子もらってくれる?」
よくよく話を聞いてみると、家で猫が繁殖してしまっていて引き取り手に困っているとのこと。
ほとんど引き取り手が決まったが、あと1匹だけ決まっていないということで早速会いに行くことになりました。
初めての対面の時。
「可愛い子は全員もらわれちゃった後に、一匹残っちゃったんだよね」
との友人の言葉もありましたが、いざ会ってみると決して他の猫に劣ることのない十分な可愛さ♡
即引き取ることを決意しました。
名前の響きから「こめち」と命名し、こめちくんとの生活がスタートしました。
構ってほしさ故にいたずらの連続
保護してからというもの、こめちくんは飼い主さんにべったりの御様子。
「こめちくんと暮らし始めて困ったこととかありますか?」
という私の質問に、
「甘えん坊で、噛み癖が治らないんですよね。」
と飼い主さんは答えてくれました。
どうやら、飼い主さんと遊ぶことが大好きなこめちくんはいたずらが絶えないようです。
おもちゃで遊んでほしいがために、甘噛みをしてみたり、パソコンの上で遊んでみたり。
こめちくんの甘えっぷりに飼い主さんは困るときあるようですが、毎日「可愛い可愛い」で育てられているようです。
なんだか微笑ましくなってしまいますね♡
「これから保護猫を飼おうとしている方に何か伝えたいことはありますか?」
と、私の質問に
「猫の気持ちがわからないので、
自分が今していることはこの子が本当に望んでいることのなのかな、と考えたりします。
もし『外に出たい』と思っていたら『閉じ込めちゃってるのかな?』って思ったりします。
それに関連して、去勢も悩みました。ですが、最終的には処置をしました。
猫を飼うのであれば、できる限りその様子や行動等をみて、
その子が本当に望んでいることを察知してあげてほしいと思います。
1匹でも多くの保護猫が、暖かい家庭に迎え入れられたら嬉しいです。」
と話してくれました。
猫は人間と会話ができるわけではないので、
私たちから猫の気持ちを汲んであげるしかコミュニケーションの方法はありません。
鳴き方や行動の仕方で、日頃の変化や気持ちを汲み取れる信頼関係を築きたいですね。
取材させていただいた飼い主さん、ありがとうございました♡