保護猫との出会い方は様々です。
一緒に過ごしていたら、1匹の猫にいくつもの物語が生まれる。
ねこしなでは、保護猫とのエピソードを中心にご紹介していきます。
よかったら、保護猫を飼う際の参考にしてくださいね。
何らかの事情があって飼えなくなってしまった猫たち。
野に放たれてしまえば、その命の保証はありません。毎日が壮絶なサバイバル生活です。
「そんな思いはさせたくない。自分がしてあげられることは何なのだろうか。」そう考えた飼い主さん。
今回お話しするのは、とあるお家で繋がれている命のお話です。
飼えない人が処分する前に
今回お話を伺ったのは、4匹の猫を保護する飼い主さん。
現在5~8歳の猫と一緒に暮らしています。
彼らを保護するに至るまでのエピソードを現在の飼い主さんにお伺いしました。
「兄の知り合いの猫が出産し、まずそこで2匹を保護したところからが始まりですね。」
と、飼い主さんは当時の出会いを話してくれました。
猫は一度に何匹も出産します。引き取り手に困ることも日常茶飯事。
今回の飼い主さんも知り合いの猫が出産したことから保護を決意しました。
「飼えない人が処分する前に自分が受け入れてあげよう。」
その一心だったそうです。
動物とはいえ、命あるもの。
衛生面等きれいにした状態でのやり取りを考慮し、動物病院で待ち合わせ。
診察等を受けた後の生後2~3か月の子猫を2匹受け取り、帰宅しました。
ここから保護猫との生活が始まったのです。
最後までのお付き合い
2匹の子猫を保護し、その後さらに2匹の猫を保護した飼い主さん。
それぞれ性格も違い、過ごしてきた環境も違いますが、
猫専用の部屋を用意し、そこで4匹仲良く生活しているようです。
「これから保護猫を飼おうとしている方に何か伝えたいことはありますか?」
と、私の質問に
「責任をもって最後までお付き合いしましょう。
途中で飼えなくなることもあるかもしれません。
その時に声を大にして伝えたいことがあります。
役所等に出すのではなく、周りに声をかけてください。
命を繋いでいる人たちはたくさんいます。自分の猫をちゃんと守りましょう。
必ず助けてくれる人が現れますよ。」
と話してくれました。
何らかの理由で猫が飼えなくなってしまった場合。
猫たちの命を繋ぐ方法はいくらでもあります。
いち家族として迎え入れたのであれば、粗末な扱いはできないはずです。
最後まで責任をもってその命を守り続けてほしいですね。
取材させていただいた飼い主さん、ありがとうございました♡