【出会いは突然に】神社の境内で出会った子猫

保護猫との出会い方は様々です。

一緒に過ごしていたら、1匹の猫にいくつもの物語が生まれる。

ねこしなでは、保護猫とのエピソードを中心にご紹介していきます。

よかったら、保護猫を飼う際の参考にしてくださいね。

神社の境内で子猫を見つける、なんてストーリーをあなたも本や映画で見たことはあると思います。

ですが、実際にそんな出会いが本当にあると思いますか?

それが…実在しました。

今回お話しするのは、神社の境内で発見された子猫と飼い主のお話です。

 

 

「子猫を拾った!今夜持って帰る!」

今回お話を伺ったのは、コマちゃんの飼い主さん。

現在生後2年になるメス猫ちゃんです。

コマちゃんを保護するに至るまでのエピソードを現在の飼い主さんにお伺いしました。

「猫を飼った経験がなかったんですけど、旦那から突然『子猫を拾ったぞ!』と連絡が来て。

何の用意も一切ないまま、迎え入れることになったんです。」

と、飼い主さんは当時の出会いを話してくれました。

 

ある日のお昼休みのこと。

飼い主さんの旦那様が昼食を取り、事務所へと帰る途中の出来事でした。

神社で猫の鳴き声がすることに気付いたのです。

そっと本殿の下に近寄ってみてみると、子猫が1匹で鳴いていました。

「可愛いなぁ」と思いながら観察していると、住職から声をかけられました。

「1匹でずっと鳴いてるんです。

お母さんも迎えに来ないので、私たちでもミルクあげてるんですけど一人飲めないみたいなんです。

そろそろ保護団体にもっていくしかないかなと思っておりまして。」

との話を聞いた旦那様がこの子を保護することを決意。

しばらく観察していると、よちよち歩きのまま、本殿のの下から出てきて旦那様の足元にまとわりついてきました。

この姿にもう旦那様の心は鷲掴みされたことでしょう。

特に暴れることもなくすんなり確保することに成功し、

早速、奥様である現在の飼い主さんに連絡がきたそうです。

 

突然の連絡を受けた飼い主さんは当然驚きました。

猫を飼った経験もなければ、何の用意もありません。

ご飯は何を与えたらいいのか、トイレはどんなものを用意したらいいのか。

旦那様の突然の提案に戸惑いましたが、なんとか猫用品を準備し、いざ対面の時を迎えました。

タオルにくるまれ、段ボールに入れて連れてこられた子猫。

子供たちは大はしゃぎで、「飼いたい!」の一点張り。

飼い主さん自身も子供が一人増えた気がして、巡り巡って自分たち家族のもとへきてくれたのだと感じたそうです。

神社の境内で見つけられたこと、狛犬に似ているその姿から「コマ」と名付けられ、猫との生活がスタートしました。

 

 

出会いはペットショップだけじゃない

人懐っこく、いたずら好きのコマちゃん。

初めて家に来た日から息子様の隣にくっついて寝たり、人の布団に潜り込んできて一緒に寝たりしているそうです。

困るのは、コマちゃんが仕掛けてくるいたずら。

コロナ禍で飼い主さんがリモートワークになり、家で作業することが多くなると、パソコンのキーボードの上に座り込んで仕事を邪魔します。

また、ソファーや壁で爪を研ぐこともやめられず、ドアを開けたら出て行ってしまうご様子。

コマちゃんのいたずらに悩まされることもあるようですが、これからも毎日楽しく、幸せな日々を送ってほしいですね♡

 

「これから保護猫を飼おうとしている方に何か伝えたいことはありますか?」

と、私の質問に

「私は命を買おうと思ったことがないんですよ。

うちの場合だと、『猫を飼うぞ!』って言って飼ったわけではなく、運命的な出会いだったと思っています。

猫を飼いたいと思っているのであれば、普段からアンテナを張っていたら自然と出会いはやってくるのではないでしょうか。

なにもペットショップじゃなくても、出会いはあると思います。

そういうところに常に気を持って、1匹でも多くの猫の命を救ってほしいですね。」

と話してくれました。

 

神社の境内で子猫を発見するという、なんともドラマチックな展開。

「猫を飼いたい!」と思っているのであれば、

常にその出会いをアンテナを立てて探してほしいと私も思います。

出会い方はどうであれ出会うべくして出会った命を、最後まで大切にしてほしいですね。

取材させていただいた飼い主さん、ありがとうございました♡