猫の成長は早い

ペットは私たち人間より早く寿命を迎えることはきっと知っていますよね。

動物の世界では人間ほど医療が発達していないし、身体の作りも人間ほど頑丈にはできていません。

私たちと同じように成長しているように見えても、ペットの老いるスピードは人間よりもはるかに速いです。

だからこそ、一緒に居られる時間はとっても貴重。

日々の生活を大切にして、ペットとの楽しい思い出をいっぱい作ってくださいね!

ところで、あなたは猫の成長の過程を知っていますか?

知らなくてももちろん飼うことはできますが、知っておけばより日々の生活を楽しむことができるかもしれません。

そこで今回は【猫の成長の過程】についてお話します。

子猫期(生後0~2カ月頃)

子猫期では猫としての身体ができてきます。

猫の生後2週間は人間でいうと生後6カ月にあたり、生後1カ月は1歳にあたります。

ここでは、子猫期の「見た目の変化・生活の変化・健康面で気を付けたいこと」についてみていきましょう。

子猫期の見た目の変化

  • へその緒が取れる
  • 爪は出たまま
  • 目が開く
  • 耳が聞こえる
  • 乳歯が生えてくる
  • 体温調節ができるようになる

子猫期の生活の変化

  • 授乳→排泄→睡眠の繰り返し
  • 離乳食スタート(生後3週間頃から)
  • 活発に動き始める
  • ジャンプができるようになる
  • フードを食べ始めるようになる(生後6週間頃から)

子猫期の健康面で気を付けたいこと

  • 1回目の混合ワクチン接種を受ける
  • 健康診断を受ける

子猫期の時間はとても短いにも関わらず、どんどん成長します。

毎日毎日変化が見られるので、ぜひ成長記録を残す等して、子猫との暮らしを楽しんでくださいね

幼猫期(生後2か月~1年半頃)

幼猫期ではほぼ成猫と同じ体格になります。

猫の生後3か月は人間でいうと5歳にあたり、1年を迎えると17歳にあたります。

人間だと思春期ですね。猫もこの時期に発情を始めます。

ここでは、幼猫期の見た目の変化・健康面で気を付けたいこと・生活の変化についてみていきましょう。

幼猫期の見た目の変化

  • 永久歯が生え始める
  • 発情期が見られ始める

幼猫期の生活の変化

  • 食事、トイレのトレーニング開始
  • 好奇心旺盛になり、いたずら三昧

幼猫期の健康面で気を付けたいこと

  • 2回目の混合ワクチン接種を受ける
  • 去勢・避妊手術を受ける(生後6ヶ月〜1年頃までに)

幼猫期から体を自由に動かすことができるのでいたずら行為が盛んになります。

しつけのトレーニング開始です!

猫のしつけ方に関して、こちらの記事も参考にしてみてください♪

猫のいたずらを未然に防ぐ

成猫期(生後1年半~7年頃)

成猫期で生活の基準もでき、心身ともに落ち着いた時期に入ります。

猫の生後7年は人間でいうと44歳にあたり、しっかりとした大人。

ここでは、成猫期の見た目の変化・健康面で気を付けたいこと・生活の変化についてみていきましょう。

成猫期の見た目の変化

  • 日々の成長スピードが緩やかになる
  • 生活習慣が安定する

成猫期の生活の変化

  • 成猫用フードに切り替え
  • 若々しく活発に行動する

成猫期の健康面で気を付けたいこと

  • 3回目の混合ワクチン接種を受ける(2回目の混合ワクチン接種から1年後)
  • 3回目の混合ワクチン接種以降は1年ごとに混合ワクチン接種を受ける

子猫の時期から最後まで、動物病院との関わりは絶てません。

動物病院の選び方も記事にしていますので参考にしてみてください♪

動物病院の選び方

シニア期(生後7年以降)

一般的に猫の寿命は15年程度と言われています。

猫の生後15年は人間で言う75歳

生後20年となると100歳を迎えることになります。

室内の飼い猫の場合、20年以上生きる猫も増えてきていますが、身体が衰えるのを止めることはできません。

ここでは、シニア期の見た目の変化・健康面で気を付けたいこと・生活の変化についてみていきましょう。

シニア期の見た目の変化

  • 身体が全体的に細くなる
  • 顔周りに白髪が出始める
  • 毛並みの艶がなくなる
  • 口臭が発生し、歯に黄ばみが出てくる

シニア期の生活の変化

  • 寝ている時間が増える
  • 行動量が減る
  • 高いところに上がらなくなる
  • 食欲が減る
  • シニア用フードに切り替え

シニア期の健康面で気を付けたいこと

  • 病気にかかりやすくなる
  • 寿命を迎える猫が多くなる
  • 3~6カ月に1度健康診断を受ける

人間の高齢者と同じように、シニア期の猫は全体的に弱ってきます。

だからこそ、猫の体調の変化にいち早く気付いてあげるように注意が必要です。

できる限り過ごしやすい環境を作り、少しでも長生きしてくれるように健康等に気を付けたいですね!

 

大切なペットとの時間は永遠ではありません。

いつか終わりが来ます。

それは明日かもしれないし、今日かもしれない。

人間でも同じですよね。

だから、一緒に居る時間は精一杯楽しんでください。

精一杯愛してください。

「あなたに出会えてよかった」そう思える、思われるようなハッピーライフを☆