愛猫が自分の腕に絡みついてきて、「よしよぉし…」と撫でていたら、突然後ろ足でキックを開始!
私の腕をがっしりホールドしながらも後ろ足でキックを始めるのです。
それも、かなりの力で(´д`ι)
「いててて…」と言ってる間に離してくれましたけど、その後もぬいぐるみを抱きかかえては、キックキック!
まるで一人でキックボクシングでもしているのかと思うほど激しい戦いを繰り広げていました。
「…何かストレスでも溜まっているのかな」と不安になりましたが、実はこれは猫の本能によるもの。
今回は【猫の後ろ足キック】についてお話します!
後ろ足キックは狩猟本能によるもの
猫は元々狩りをして生活していた生き物。
狩猟本能が備わっているのは知っていますよね。
動くものを追いかけたり、捕まえたりする捕食行動がよく見られます。
人の手やぬいぐるみを抱えて後ろ足キックを炸裂させるのも、狩猟本能によるもの。
この行動は飼い主からしたら遊んでいるように見えても、猫にとっては真剣な狩りの練習。
後ろ足キックは相手にダメージを与えることが目的です。
なので興奮状態になってしまうと、手加減なく本気で噛んだり蹴ったりしてくることもあります。
子猫のうちであればまだ耐えられるかもしれませんが、成猫の場合それはかなりの威力。
後ろ足キックのキック力を甘く見ていると痛い目に遭いますよ。
前足と後ろ足の威力の違い
猫の後ろ足は高いジャンプ力を支えていることもあり、かなりの筋力を身につけています。
それに対して前足は体重がかかってるものの後ろ足ほどの筋力はなく、頭部を含む上半身を支えるための負荷に耐える役割をしています。
もし後ろ足のキックが弱い場合、関節疾患や神経の異常、骨折等を疑った方がよいでしょう。
また、猫は基本的に前足に比べて後ろ足を触られることを嫌います。
寝ている時は触っても問題ないかもしれませんが、無理に触ったりするのは危険です。
シャンプーをする際やブラッシングをする際には、接し方に気を付けてくださいね。
たとえ相手が飼い主だとしても強烈なキックをお見舞いしてきます。
もし蹴られて痛い時は耐えながら付き合うのではなく、離れるのがポイント。
本能に基づいた行動なので、叱っても治りません。
自分の腕等を差し出す代わりに、ぬいぐるみを用意するのがおススメです。
本能のままに蹴り続けることができれば欲求が満たされて次第に満足するはずです。
愛猫がどれだけ可愛い顔をして澄ましていても、本能的な行動を抑えることはできません。
上手に付き合うことで痛い思いをしないように気を付けてくださいね!