爪の手入れ―深爪厳禁!

鋭く尖った猫の爪。

毎日爪研ぎをしているから、そんなに爪は伸びていないんじゃない?

そう思って肉球を少し押してみるとなんとも鋭い爪が!

これで引っかかれたら痛いに決まってる(´;д;`)

そんな経験はありませんか?

猫は爪とぎをして爪を短くするのではなく、より鋭く磨いているのです。

準備万端な状態で爪を立てられたりすると、飼い主も怪我をしてしまいます。

嫌がる猫も多いですが、爪のケアは猫にとっても大切な役割があります。

そこで今回は【爪切りのポイント】についてご紹介します。

 

爪が長いと猫も飼い主も怪我をする

猫の爪は常に爪とぎにより鋭く尖らされています。

伸びた爪で放置した場合、飼い主がひっかかれた際に怪我をすることはもちろん、カーテンやカーペット等に爪がひっかかり、猫自身も怪我をしてしまうことがあります。

特に老猫の場合、年齢と共に爪が太くなり、伸びるのと同時に爪は内側に巻き込まれていきます。

爪を切らずに伸ばし続けたままだと、丸まった爪が肉球に刺さり、歩けなくなる場合もあるので注意が必要です。

爪を定期的に切る習慣を身につけ、思わぬ怪我などの予防に努めましょう!

 

まず、爪切りを行う目安としては1カ月に1度程度が望ましいです。

尖ってきたな、と思った頃が切り頃。

足先などは猫にとって敏感な部位なので、触られることを嫌がる猫も多いです。

そういう時は無理に全部の指を切ろうとしないことがポイント。

1日1本とか、決めた本数だけできればそれでよしとしましょう。

何日かに分けて完了すれば、猫にとってのストレスも少なくなります。

また、爪きりの時は、猫を無理やり押さえつけてはいけません。

無理やり押さえつけたうえで爪切りに臨んでしまうと、猫にとっては嫌な記憶となり不信感を抱いてしまいます。

「もう切らせてもらえない…。家具も身体もボロボロ…。」なんて状態にならないように、猫の負担を最小限にして爪切りをしてくださいね。

 

爪切りのポイント

猫が床にいる状態よりも、台の上に乗せたりキャットタワーに乗せたりして、自分がかがまなくてもいい状態の方が切りやすいです。

手伝ってくれる人がいる場合は、猫の手を持ってもらい、自分は切ることだけに集中すると素早く切れます。

爪きりは人間用の爪切りでも対応できますが、おススメは猫用のハサミ式タイプ。

爪切りよりも扱いやすく、細かい作業にも対応できるところが魅力です。

ここで注意してほしいのが、どこまで爪を切るのか、です。

血管が通っているピンク色の箇所は切らないように注意してください。

切っていいのはその先の白い尖った箇所だけです。

深爪になってしまうと、そこから雑菌が入ったり、歩きにくくなったりしてしまいます。

爪切りを嫌いにならないように、爪切りをした後にはおやつ等のご褒美をあげたりして、習慣化を目指しましょう!