「猫を飼いたい。」
言うのは簡単なのですが、実際に飼うとなると大きな問題になるのが金銭的なものです。
猫を1匹飼うのに生涯いくらぐらいかかるのか…?想像したことはありますか?
想像もせずに飼い始めてしまうと、猫に十分な生活環境を整えられず、飼育崩壊してしまうことも。
猫はだいたい何年ぐらい生きて、どれぐらいお金がかかるのか。
きちんと知識を得てから飼う決断をしてくださいね。
そこで今回は【猫1匹にかかる生涯支出金】についてご紹介します。
1匹あたりの生涯支出金は130万円以上
猫を家の中で飼う場合、平均寿命は15歳だと言われています。
この場合で考えて、猫1匹あたりの生涯支出金は食事代や医療費を含めて130万円以上かかると覚悟してください。
内訳で見てみると、
食事代で3万円程度(年額)、医療費で3万円程度(年額)、その他の費用で3万円程度(年額)。
1年で約9万円は支出があると考えてください。
それが15年続くので、約135万円。
多頭飼いする場合はこの倍。
一般の人であれば決して安い金額ではないですよね。
特に歳を重ねるごとに病気にかかりやすくなるので、猫への支出は増えてきます。
人間と同じようにいつ何があるかわかりません。
しっかりと猫の生涯を考えたうえで迎え入れるようにしてくださいね。
猫への医療費をケチらないで
私たち人間の飼い主でも健康診断を自主的に行う人が少ないように、
「猫に健康診断は必要ないだろう」「病気になった時に対処すればいい」と毎年の医療費を削ろうと思われる方も多いと思います。
ですが、この考えはとても危険です。
たしかに、何の病気にもかからず生涯健康でいられる猫もいます。
それに対して、病気が重症化してから発覚し、高額な医療費が発生するケースも多々あります。
定期的に健康診断をしておけば、早期発見で医療費を最低限に抑えることもできるでしょう。
私たち人間の健康診断と一緒です。
猫の身体は人間ほど丈夫にはできていません。
最後の最後まで寄り添う覚悟をもって迎え入れてほしいです。
途中で飼育崩壊することのないように、猫貯金をすることをおススメします。
猫を迎え入れるのと同時に少しずつお金を貯金しておくと、万が一の時でも対応できるはず。
1日100円でも10円でもかまいません。
無理のない範囲でいいので、少しずつ備えておきましょう!
愛猫の健康管理にお金を惜しまないでください。
大切な命であり、家族です。
猫は言葉をしゃべるわけではないので健康状態は私たち飼い主がしっかり管理し、最後まで愛してあげましょうね。