1年を通して生活に何も変化なく生きられる猫は存在しません。
私たち人間も衣替えや気候対策をするように、猫にも季節ごとに適切な対応があります。
そこで今回は【猫の飼育で季節ごとに気を付けるべきこと】をご紹介します。
春
3月
春の換毛期が訪れます。
長毛種は抜け毛の量に応じて1日数回、短毛種も1日1回はブラッシングをしましょう。
また、猫も人間と同じように花粉症にかかります。
愛猫を守るためにも、飼い主は家に花粉を持ち込まないように対策してくださいね。
4月
気候が良くなり心身ともに安定する時期です。
去勢・避妊手術を受けていない猫は発情期になることが多いので、この時期までに済ませておくのがベスト。
処置をしない場合は他の猫の発情期に惑わされて、猫が脱走しないように注意してください。
5月
気温が上がってきてノミなどの寄生虫が増え始めます。
寄生虫は猫の体調を崩すだけでなく、私たち飼い主の生活にも悪影響を及ぼします。
繁殖しないように、動物病院等の薬で対策をしておきましょう。
夏
6月
高温多湿になり、食中毒の危険性が出てきます。
食事を出しっぱなしにしておくと細菌やウイルスが広がってしまう可能性があります。
フードは決まった時間にのみ、出すように心がけましょう。
食器も食後には毎回洗い、清掃もこまめに行うことで常に衛生的で清潔な生活環境を!
7月
ノミの動きが最も活発になる時期です。
皮膚の状態をこまめにチェックし、1匹でも見つけたらすぐ対策!
病院に相談し薬を処方してもらう等して、徹底的に排除しましょう。
1匹見つけたらもう何匹いてもおかしくありません。
気づいた時点で部屋の大掃除もセットで行うことをおススメします。
8月
暑い日が続き、熱中症にかかる可能性があります。
たっぷり水を与え、熱中症対策が必須です。
熱中症に関してこちらも参考にしてみて下さい♪
秋
9月
まだまだ暑い日が続く日々。
夏バテから食欲不振や風邪のような症状がみられることがあります。
フードをウェットフードにする等、水分補給を十分できるよう対処し数日様子を見ましょう。
治りが悪い場合はほかの理由で体調を崩している可能性があるので早めの受診を!
10月
秋の換毛期に入ります。
春と同様、こまめなブラッシングを心がけてください。
気候が安定してくると食欲が増すことがあります。
肥満になりやすいのでいくら欲しがってもフードの与えすぎには注意ですよ!
肥満対策に関してこちらも参考にしてみてください♪
11月
気温が下がってきて乾燥しやすくなります。
猫にとっては体の抵抗力が低下する時期。
ウィルスが生存しやすくなるので、感染症に気を付けて!
猫の免疫力を上げるため、ワクチンの接種はこの時期までに済ませておきましょう。
冬
12月
雪のちらつく季節になると、寒さにより猫の活動量が減ります。
室内を適温に保ち、猫も活動しやすい環境を維持しましょう。
クリスマスの定番、ポインセチアは猫にとっては有毒です。
最悪の場合死に至るほどの中毒症状になるので、絶対に猫が触れないようにご注意を!
1月
ストーブやヒーターが大活躍の時期。
人間と同様に、猫もやけどに注意してください。
童謡の歌詞にも出てくる「猫はこたつで丸くなる」ですが、こたつも温度設定によっては猫のやけどに繋がることも。
低温やけど、脱水等の症状に気を配りながら使用してくださいね。
2月
寒さが続く日々、水分補給をなかなかしなくなることがあります。
おしっこの回数や水差しの減り具合を見て水分をしっかり捕れているか確認を。
なかなか水に口を付けてくれない場合、お湯や魚や鶏肉などのゆで汁などを与えてみると飲んでくれるかもしれません。
ウェットフード等も併用し、水分不足にならないように工夫してみて下さい。
猫と快適な生活を送るためにも、季節ごとに適切な対応を心がけてくださいね♪